花の手入れ

花☆フラワーアレンジメント★花に癒され、ハッピー・フラワーアレンジメント!

花の手入れ

アレンジした花の手入れ − より長く観賞するために

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Q: せっかく活けた花を長持ちさせるには、どうしたらよいでしょうか?

A: 花材の吸水力を衰えさせないように、デイリーケアをしてあげましょう。

花瓶に水を張って直接活けた場合と、オアシス(吸水性スポンジ)を使ってアレンジした場合があります。



花瓶に活けた場合

花を花瓶に飾って、しばらく見とれている分にはいいのですが、毎日水を替えて、活けなおして・・・というのは、面倒に思うかもしれませんね。

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でも、この作業は、切花にとっては生きるか死ぬかのこと、いや、長く楽しませてくれるか、もしくは、例の独特の水のくさったにおいの花瓶にするか。。。のことですから、とても重要です。

私たちは、口から水を補給して生きていますが、切花はというと、さて、どこから水を飲む(?)のでしょう?

それは、花の茎の切り口です。

この茎の切り口から水をいっぱい吸い上げて、導管を通って、葉脈にいきわたります。

花を活けてしばらくすると、その花瓶の水にバクテリアなどが発生し、茎の切り口を詰まらせてしまい、衰え始めます。

つまり、活けた水が汚れて茎からの導管が詰まってしまうので、吸水力も衰えてしまうのです。

ですから、花瓶の水は毎日替えてあげましょう!!

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水かえの目的は、2つ。

  1. 水の清潔さを保つこと。
  2. 花を切り戻して(もう一度茎を切ること)切り口の清潔さを保つこと。


もう一度切り戻すときに、たっぷり水を張ったボールの中で、なるべく茎をななめに鋭くカットしてあげてください。

切り口が広いと、吸水力も増えますので。→ 水あげ方のページを参照してください。



<実践編>

Step1.

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花を活けて何日か経つと、茎がぬるぬるしてきて、水が汚れているのがわかるでしょう。

それは、繁殖したバクテリアなどによって、茎がくさってしまい、それが導管を詰まらせる原因となっています。


これは、すべての花に共通のこと。茎がくさるのは、花自身の老化もありますが、もっと大きな理由がバクテリア。

そのバクテリアの繁殖を防ぐためには、毎日水かえをしてあげることです。

そして、そのたびに茎を洗い流して、とにかくぬるつかせないことが重要です。 これだけは、しっかりやってあげてください。

Step 2.

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花の茎をもう一度切りなおすことを、切り戻すといいます。できるだけ頻繁に行ったほうが、よいです。

茎を洗ってきれいにしたつもりでも、バクテリアが導管にもうすでに入っていることもあります。そこまでは洗えませんから、その部分はばっさりと切ってしまうこと。


茎の断面が新しくなり、新鮮な導管で吸水させてあげると、スキッと生き返ります!

その際、茎はボールなどに水を張って、その中に茎を入れて水の中で切るとベストです。 それを水切りする、といいます。

でも、水の中でなくても、せめてななめに鋭くカットしてあげるだけでも違いますので、やってみてください。

Step 3.

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水を新しく替えるときに、花瓶を徹底的に清潔に洗うこともとても重要なポイントです。

ただ、さ、さーっと軽くすすいだだけでは、ちょっと手抜きですね。。。


器の底などにバクテリアが残っていることもあるので、そうなると、すぐにまた水が濁ってしまいます。

念入りに洗い、よくすすいでください。花屋では、漂白剤を使って洗ったりしています。

Step 4.

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切花延命剤も活用しましょう。

よく花屋さんで買うブーケなどには、この延命剤が入っていることが多いですね。


これは、茎を切り戻して水あげをよくする目的のほか、花が消費した養分を補ってあげたりします。

もし手に入れば、ぜひこの延命剤、パウダーのものと液体のものがありますから使ってみましょう。

ちょっと入れるだけでもかなり効果あり、です!

Step 5.

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アレンジした後のことですが、長持ちさせるには、花の置き場所にも気をつけること!

これは、どういうことかというと、花を置く場所次第で花持ちも違ってくるということです。

室温が高いと水温も上がって水が腐りやすくなります。また、開花が早まり、花の乾燥も進み、蒸れたりもします。

また明るい場所もそうなりがちです。

風のあるところもダメです。なぜかというと、水分の蒸発が進むし、葉や花先が折れたりすることもあるからです。

ですから、花を置くところは、 「涼しくて、ちょっと暗めで、しかも無風!」 を心がけましょう。

Step 6.

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アレンジした花への乾燥対策です。

夏と冬は、特に冷暖房により空気が乾燥しやすいです。それは、花にも影響を与えますので、霧吹きを一つご用意ください。


花は、涼しくて湿度が高いと長持ちするのです。

そこで、乾いているなと思ったら、いつでも霧吹きでシュッ、シュッ。花や葉に直接水分を与えてあげてください。

この霧吹きは、細かいミスト状に出るものを選んでください。

花瓶に活けた場合をまとめてみましょう。

  1. 花瓶の水替えと、茎のぬるつきの洗いおとし
  2. 花の切り戻し
  3. 花瓶の洗浄
  4. 切花延命剤の利用
  5. 花の置き場所は、 「涼しくて、ちょっと暗めで、しかも無風!」 
  6. 花の乾燥対策



オアシスを使ってアレンジした場合

オアシスの場合は、とにかくオアシスが乾燥しないように、いつもたっぷりとオアシスに水が含まれているかどうかが、重要ポイントです。ですから、花器に水を毎日足してあげてください。驚くほど水が蒸発して乾きやすいものですから。

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そして、上記の4〜6番目が気をつけることになります。オアシスを水に浸して準備するときに、切花延命剤を入れ込んだ水にするとよいでしょう。そして、もちろん花の置き場所は、「涼しくて、ちょっと暗めで、しかも無風!」そして、朝に晩に、花に霧吹きでシュッ、シュッをこころがけましょう。

どうでしょうか?ちょっと面倒かもしれないけど、簡単に出来ることばかりです。これらのステップを守って、アレンジした花を長く楽しんでくださいね!