フラワーアレンジメントの基礎用語

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フラワーアレンジメントの基礎用語

フラワーアレンジメントの基礎用語

アレンジを始めるにあたり、必要最低限のフラワーアレンジメントの基礎用語をピックアップしました。

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基本的な用語を厳選しましたので、初心者向きです。

この他にもテクニック用語を含めたものが、たくさんありますが、ふだんのアレンジにはこれだけで充分でしょう。

用語のほとんどは、英語をそのまま日本語読みしたものが多いのが特徴的です。




アレンジメント (Arrangement): 

花と花、花と器、花とその他の花材をアレンジしたもの。活けたもの。


剣山: 

けんざんと読む。鉄製の花留めの道具。生け花で使う。上向きに並んだ針に葉や枝を挿して使う。


オアシス (Oasis Floral Form): 

または、オアシス・フローラル・フォーム。日本語名では、吸水性スポンジのこと。生花用の花留めの道具のひとつ。スポンジ状の固まりで、水を含ませ、茎を挿すのに使う。

アメリカでは、オアシスに何種類かの段階があるので、普段使いに最適なものを、インスタント・オアシス(Instant Oasis)と呼んで区別している。約10分も水に浸すと、中までしっかり水が含まれるようになるから。

(注):取り扱い上の注意点としては、一度オアシスが乾ききったら、再利用はできないこと。吸水力がなくなるので、もう一度他のアレンジに使うことは、不可。だから、オアシスが乾かないうちに、いつも水を足しておき、充分に湿っている状態をなるべく保つようにすると、花が長持ちする。(詳しくは、前のページに→


サハラ (Sahara): 

ドライフラワー用のスポンジ。ドライフラワーやシルクフラワー、アートフラワーのアレンジには、吸水性のオアシスを使わない。サハラは、グレー色で表面のきめが粗く造られているので、柔らかく細い茎でも、容易に挿すことができる。


オアシス・フローラル・テープ (Oasis Floral Tape): 

オアシスを花器に固定させるときに用いるガムテープのようなもので、耐水加工がしてある。粘着力に優れており、グリーンの色と透明色があるから、色は花とグリーンと容易に溶け込む。装着させるとき、手が濡れていたり、花器が濡れていたりすると、うまくくっつかいから、注意すること。(詳しくは、前のページに→


チキンワイヤー (Chicken Wire): 

金物やさんで売っている放射状に組まれている金網のこと。チキンネットとも呼ぶ。農家では、にわとりを庭に囲うときに使うもの。オアシスの上や、直接花器のふちにテープで留めて、アレンジした花を安定させるための花留めに使う。


オーナメント (Ornament): 

アレンジに使う装飾品。クリスマス時期には、松ぼっくりや星の飾りなどたくさんある。

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花器 (Container): 

花を入れる容器のこと。花瓶、コンポート型、プラスチック花器、バスケットなど、形、素材もさまざまで、フラワーアレンジメントでは、なんでも花器になりうる。例えば、おもしろい例としては、麦藁帽子とか、ピクニックバスケットとか、お正月用の重箱など。うまく、吸水部分のオアシスや剣山をうまく固定させることができれば、何でも使えると言ってもよい。(詳しくは、前のページに→


ワイヤー (Wire): 

茎の補強や花留めの補助などのときに使う針金のこと。細いのから太くてしっかりしているものまで種類がある。


ブーケホルダー (Bouquet Holder): 

オアシスと持ち手がついているブーケを作る土台となるブーケ用器具。


ブライダルブーケ (Bridal Bouquet): 

花嫁の持つブーケ。


ラウンドブーケ (Round Bouquet): 

丸い形に作ったブーケのこと。英語では、ノーズゲイ (Nosegay)とも言う。


クレッセントブーケ (Crescent Bouquet): 

クレッセント(三日月形)の形をしたブーケ。


ハンドタイドブーケ (Hand-tied Bouquet): 

または、スパイラルブーケ (Spiral Bouquet)とも呼ぶ。手の人差し指と親指で輪を作り、そこにどんどん花を重ねてたくさんの花でブーケを作っていく。オアシスは使わない。特徴としては、茎がらせん状に重なってお互いを支えあい、ふんわりと広がっている。


トロピカルフラワー (Tropical Flower): 

アンスリウムやストレチア(ゴクラクチョウの花)や蘭などがある。とくに熱帯地方原産のものを呼ぶ。冷たい冷蔵庫での保管は禁止。


ラインフラワー (Line Flower): 

茎に沿ってライン状に花がついた花を挿す。すっと縦に伸びやかな花のことで、アレンジの高さや横幅をとったりするときに使う花。代表的な花としては、デルフィニウム、ストックなど。


フォーカルフラワー (Focal Flower):

アレンジメントの視覚上、中心となる花のことを言う。つまり、目をひきつける高価な花ともなる。


フィラーフラワー (Filler Flower): 

アレンジのラインとラインを結ぶ空間を埋める花。小花で、フォーカルフラワーやラインフラワーを引き立たせる役目をする。代表的な花としては、ミニカーネーション、小菊、かすみそうなど。


グリーン (Green): 

葉もの。花ではなく、葉だけで売られている花材のこと。アレンジメントや生け花には、花と同格にかかせない重要な花材。グリーンのものが入らないと、アレンジメントに締りがなく、花が引き立たなくなる。また活けた花器の足元がすかすかになり、活けたものがきれいにまとまらなくなる。アレンジメントには、必ず入れること。


フォーカルエリア (Focal Area): 

アレンジメントの作品の視覚上、中心となる部分。よいアレンジは、たった一部の花に目がいくのではなく、全体を見てとてもバランスのとれたアレンジのことを言う。それには、どのアレンジも、きちんとフォーカルエリアが決まっていないといけない。

視覚上、目をひきつける花や目立たせたい花を、高さのある活け方だったら、全体のアレンジの高さの約2分の1以内の、中心付近に挿すようにすると、アレンジメントが落ち着いてよいアレンジになる。

センターピースならば、もちろん真ん中付近に大きくて、きれいな花をもってくるとよい。

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