アレンジメントに必要な道具と花器の話
Q: 全く初めてなので、何も持っていません。アレンジするのに必要なものは何ですか?
A: 基本的には、花はさみと花器ですが、それ以外のものは、少しづつ揃えていくとよいでしょう。
花はさみ
一番の基本は、よい花はさみを持つことになります。茎を切るときに、鋭利な切り口になるように切れる花専用のはさみをご用意ください。
キッチンバサミで代用しようとすると、茎を切るときにすべりやすく、少しの花ならよいですが、アレンジメントのようにたくさんの花を扱う場合に苦労します。
切る労力と時間の節約になりますので、よく切れる花はさみは、絶対に必要です。
花はさみの代わりに、フローリストナイフで茎を切って、切り口を作るやりかたもあります。茎の断面を鋭く斜めに切り取るようにすると、吸水面が広がって、花が長持ちすると言われます。実際に、アメリカの花屋たちは、ほとんどこのフローリストナイフを使ってアレンジします。
しかし、こちらは扱い方に慣れるまで少々時間がかかるかもしれません。ですから、どちらかと言うと、花はさみを持つ方をお勧めします。
オアシス= 吸水性のスポンジ
水にたっぷり浸してから、花器にしっかり固定させます。ここに、花を挿していきますが、自由な形を作りやすいので、初心者には大変便利な花留めになります。普通は、1ブロックを3等分して使います。
オアシス・フローラル・テープ
オアシスを花器に留めるときに使う、耐水加工がされているテープのことです。
いろいろな材質や形、大きさなどがありますから、インテリアと使う場所にあわせて選びましょう。
基本的には、ラウンド用の丸い花器と高さのあるアレンジ用にコンポート型があると、よいでしょう。
花器となり得るものには、コーヒーカップ、ティーポット、水差しや綺麗な空き瓶、フルーツをいただいたときのかごなどがあります。また、普段見慣れてしまった花器や汚れてしまった入れものなども、布や和紙にくるむことで花器としてよみがえらせることもできますよ。
工夫次第で、どんなものも花器になり得ますので、これもまた楽しいものです。例えば、麦藁帽子とか、お正月用の重箱とか、灰皿など、など。。。
見てください!おもしろい花器の写真集です!
アメリカの楽しいアレンジメントが伝わってきますね。