生け花

花☆フラワーアレンジメント★花に癒され、ハッピー・フラワーアレンジメント!

生け花

「生け花」と「フラワーアレンジメント」の違いは?


お花のことに興味がなかったり、あまり知らない方にとっては、「生け花」と「フラワーアレンジメント」の違いをはっきりと理解していないようです。

私が「フラワーアレンジメントをしています」と言うと、「それは、生け花のことですか?」「どう違うのですか?」と質問されることがあります。

その違いというのは、もしたった一言で、大胆にもかつ、簡単に(!)説明するならば・・・

『生け花は、床の間に飾る花で、フラワーアレンジメントは、結婚式を飾る花です!』と言うと、「あぁ。。」と分かってもらえるようです。

生け花1


生け花は、日本古来の伝統的な活け方で、季節の枝ものを入れて活けます。剣山という鉄の針の山の留めを使います。例えば、春なら桜や梅などの枝を使って、季節の情緒をたっぷりと表現します。

生け花2



剣山を使って、「真」「添え」「控え」という3本の中心となるラインを組み立てて、活け方を構成していくのが特徴的です。

ピンクのフラワーアレンジメント


それに比べて、フラワーアレンジメントは、ヨーロッパが発祥で、花をたっぷりと入れてアレンジします。オアシスという吸水性のスポンジを使って、そこに花を挿していきます。季節の花を使って、アレンジするのが特徴です。

日本座敷の床の間には、このようなフラワーアレンジメントは合いませんね。お花がいっぱいでは、どうしても床の間の掛け軸などとは合いません。この場合、ボリュームたっぷりの花は、似合いません。季節の枝ものと数本の花があれば、豪華に空間をアレンジできてしまうのが、生け花です。清楚な美しさがありますね。

しかし・・・結婚式には、枝ものを使った、剣山に挿す生け花は合いますか?ちょっと想像つきませんよね。地味すぎます。

白のブーケカラーリリーのブーケ

披露宴のテーブルを飾る花とか、花嫁さんの持つブーケなどは、フラワーアレンジメントです。豪華さをたくさんの花で表現して、カップルのこれからの幸せを祈ってお祝いしてあげるのは、すばらしいことですね。

weddingまた、もう一つのフラワーアレンジメントの大きな特徴としては、生け花よりもっと実用的なことでしょう。テーブルの真ん中に置くセンターピースのアレンジメントは、食事の雰囲気を盛り上げてくれます。

白のバスケットアレンジ


また、ちょっとした贈り物にも、ブーケやバスケットアレンジも重宝して、大変喜ばれるものです。これは持ち運びにも便利だからいいですね。


フラワーアレンジメントをどんどん習っていくうちに、今度は枝ものを使ってアレンジしてみたくなる人もいます。

デザイン性からいっても全くフラワーアレンジと違うから、生け花も学ぶととても奥が深くなり、あなたのフラワーアレンジメントに幅がでてくることでしょう。

生け花3 生け花4

テクニックがまるで違うので、同時進行するとちょっと混乱するかもしれません。きちんとどちらかをマスターしてから、トライしてみるといいと思います。

私も、いまだに草月流生け花をも学んでいます。アレンジメントのデザイン構成の大変よい勉強になっています。

kanzakisensei草月歴約50年という大先生についてレッスンをしていますので、どうやってもかないません。先生の枝ものを使った活け込みの斬新さに、いつも驚かされています。神崎翠鳳先生の素敵なHPをご覧ください。素敵な生け花の写真がいっぱいです。