無農薬栽培の花

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無農薬栽培の花

無農薬栽培の花


アメリカの花屋さんがとっている月刊誌、フローリスト・リビューというアメリカの花のマガジンからの抜粋です。 2007年6月号に書いてありました。
「Organic Flowers」 = 無農薬で作られた花という意味です。

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今まで考えたこともなかったけど、野菜だけじゃなく、花も無農薬のを使いたいというムーブメントが出てきているとのことです。特に西海岸のカリフォルニアから。

organic flowersいつも自然派運動は、カリフォルニアが始まりです。もっと環境に対して東海岸よりも敏感なようです。

でも、無農薬の花って、いったいどんな花なのでしょうか?

つまりは、ローカルな(地元の)農家で作られた自然派の花っていう意味らしいです。

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特に夏の花は、お庭でとれたような花がたくさん花問屋にも出回ります。夏だったら、知っている花としたら「ラベンダー」の花かしら。紫色の茎の細い花。

HPをサーフィンしてみたら、ある記事を読みました。

それは、今アメリカではほとんどの花を、コスタリカ、エクアドル、コロンビアとか南米の国から輸入しています。その農園の様子でした。

花を育てるために農園全体をテントでくくり、その中は農薬をたくさん使って、見栄えのよい花を育てています。

その見事な花は、切り花としてアメリカに来るときは農薬はあまり関係なくなるそうですが、その農園で働く人たちに問題がでるのではないか、というのです。

農薬が服につき、空中に舞い、それがオゾン層を伝って広まる。。。そんな恐い現状が書かれていました。それらが子供たちに影響を与えると。

確かにそうですね。きれいな花の前に、そんな農家たちの苦労は見えませんでした。

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しかし、これも産業の一つです。南米では国を挙げて栽培し、輸出を頑張って伸ばしています。そこに、働き口もあるのだし。。。アメリカの花のほとんどは、今南米から空輸されてきているのです。そして、毎年すごい伸びを記録しています。

ある一面だけを見ると、確かに悲惨という状況はどこにでもあるけど、それだけで全ては決められないのも現実です。

キレイな花は私たちを癒してくれます。しかし、その反面、地球の汚染にも繋がる行為があるとは、ちょっと考えませんでしたね。

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アメリカのあちこちのフラワーデザイナーたちも、意見はそれぞれです。

西海岸のフローリストは、最近になって、自然派の結婚式をしたいという人たちからオーダーが入るようになったとか、グリーン(葉もの)はたくさん出回っているとか。だから、需要は増えてくると言います。

反面、東海岸のある都会の人は、「いいクオリティの花でなければ、使えない」とはっきり言い切っています。それも確かですね。どうしても、虫との闘いは避けられませんでしょうからね、自然派となると。。。豪華な結婚式やレセプション・パーティには、品質の問題が一番でしょうから。

この無農薬の花の件は、今後もう少し話題にのぼってきそうな雰囲気のアメリカの花事情です。

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